施工実例
Example
名古屋千種区にあるマンションのお部屋の水道管からカビみたいな汚れが出るということで現地を見に行きました。水を出して確認してみたところ小さな錆が確認できました。試飲してみたところどこか水本来の臭いや味とは違う感じの異味がしました。これではいけないということで、お部屋の水道管(給水管)に付着した汚れやカビ、菌などを薬品洗浄にて取り除くことにしました。薬品洗浄で水質改善が可能となります。上の写真は薬品洗浄剤を水槽に入れ、薬剤を水道管内で循環させていきます。そして循環後、洗面の蛇口から薬剤が出ているか食紅を入れて確認します。赤ピンク色した水が出てきました。これは食紅の色ですので、薬が循環していることが確認できました。これで約1時間程度循環させ水道管内の汚れを除去していきます。築年数にもよりますが、古い水道管内で起こりえることは、まず錆や管壁の汚れがあげられます。そして水道管内は水が動いている為、配管内の圧力に変化が生じます。その圧力変化などによって錆や汚れがとれて水道管内を浮遊する現象が起きたりします。あとは配管接続で使用した接着剤やシーラント材などが溶け出し異味が発生したりする場合もあります。上の写真は1時間ほど水道管内を循環させたもので、水が茶色く変化しています。これは食紅の色ではなく、配管内の錆や汚れが薬剤に反応して除去された汚れ水になります。配管内がこれだけ汚れていれば水の味にも変化を及ぼすわけです。マンション全てのお部屋が同じ状態と言い切ることはできませんが、同じマンション内であれば似た様な状況とも考えられます。水道配管の勾配不良などによるタルミなどで汚れの滞留の状況も変わってきます。汚れ水を採取しました。汚れは一目瞭然ですね。この後、通常のお水を循環させ綺麗にしていきます。復旧通水して工事完了後に蛇口から出したお水を採取し、専門の検査機関で水質検査してもらいます。検査結果に異状は見られず、飲料水として使用できるとの検査結果報告書を頂きました。この薬品洗浄にて、お水もいやな臭いもなくなり、水本来の美味しさを取り戻すことができました。使用する薬剤は飲料水用の水道管にも適しており安全が証明されています。