名古屋市/ 水道管のプロフェッショナル集団
水のトラブル/ 高圧洗浄清掃/ 給水管ライニング

施工実例

Example

2021.03.15
名古屋市内にあるマンションの給水管をライニング工法にて施工。

今回は名古屋市内にあるマンションの給水管をライニング工法にて施工しました。このマンションは10階建てになります。「そもそもライニング工事って何?」と思われて当然かと思います。簡単にご説明すると、古い給水配管内部の錆を除去し、飲料水用の塗料にて配管内部をコーティングするのがライニング工法というものです。一見にしかずということで下の写真をご覧くださいませ。この写真の左側は既設施工前の給水管です。右側は配管内の錆びを綺麗に除去した後になります。錆の除去はセラミックの砂を用いて削っていきます。給水管ライニング錆除去下の写真がそのセラミックの砂です。硬く細かく鋭く尖っているのが特徴です。大型のエアーコンプレッサーを使用し、この砂を既設配管の中に送り込みます。目にも止まらぬ速さで配管内のいたるところにセラミック砂が当たっていきます。実際に施工前との違いがハッキリと分かり、サンドクリーニングの威力がみてとれます。給水管ライニング前の錆を除去する時に使うセラミック砂サンドクリーニングが終わった時点で配管内の水洗い及び乾燥を行います。その後ライニングの塗料を先ほどのエアーコンプレッサーを使用して塗布していきます。下の写真(右側)が実際に塗料を塗布した後の配管テストピースになります。水色の塗料で綺麗にコーティングされているのがみてとれます。飲料水用の塗料なので安心して飲むことができます。入居者様からのお話で「ライニングしてから錆水が出なくなった」ということをよく聞きます。当然なのですが、錆を除去しライニングすることで赤水の原因を防ぐことができます。配管内に塗料を塗る今回のマンションで施工した範囲のご説明をします。マンションの多くは下図の様なタイプが多いです。勿論他にも高置水槽がないタイプもありますが、今回は受水槽と高置水槽があるマンションでのお話となります。マンションライニング説明図ザックリご説明すると、水色の配管部分を全てライニングします。受水槽から地下ポンプ室までの埋設引き込み管、ポンプ室から揚水ポンプを利用して屋上にある高置水槽まで水を揚げる揚水管、そして高置水槽から給水主管及び系統ごとにある立て管と枝管、各戸水道メーターから居室内(台所、洗面、洗濯、トイレ、お風呂)までの給水配管。これが全体的な流れになります。古い配管を撤去し新しく配管を更新していく方法もありますが、それよりも安くてより早く済むのがライニング工法の利点と言えます。
居住スペース内の配管取り換えはとてもじゃないけれど大変です。お部屋の中を全て養生をしてもホコリや騒音は必ずでます。住人の方にもご迷惑をお掛けすることになりますが、ライニング工法ですとホコリや騒音はありません。多少のエアーコンプレッサー音はありますが、一軒1時間~1時間半程度で終わります。そして翌日に通水作業を行い、問題が無ければ20分程度で終わります。
下の写真は給水主管になります。給水配管内部の錆や汚れ継手部分に立派な錆びコブがあります。こういった継手ジョイント部分に錆コブが発生することが多々あります。そして管内は錆び汁の色が付着し茶色に覆われています。通常時この配管は常に飲み水で満たされている状態なので、この配管内のお水を飲んでいるということになります。錆水や細かい錆が蛇口から出る原因がまさにこれです。下の写真も錆が凄いですね。給水配管錆この写真は管内カメラを奥に入れて撮影したものです。更に茶色感が増している気がします。そして先程より立派な錆びが付いてます。今にも剥がれ落ちそうにも見えます。これが実際に現場で配管を切って直後に撮影した写真になりますが、こういった写真を見ると「うちのマンションは大丈夫だろうか」と心配になってきますよね。美味しいお水を飲む為には今の現状がどういう感じなのかを把握する必要があります。それには簡単な調査が必要になります。そういった調査も弊社で行うことができます。
それでは上の写真の配管を綺麗にしていきたいと思います。前にもご説明した通り、サンドクリーニングをかけていきます。給水配管錆除去どうでしょうか。全く違いますよね。配管が新品と言わんばかりに生まれ変わりました。見える範囲だけブラシなどで掃除したわけじゃありません。全てセラミックの砂で除去しました。配管の錆や汚れをとるこの状態から塗料打ちに入ります。塗料は主剤と硬化剤の2液を混合させるエポキシ系塗料です。混ぜ合わせると綺麗な水色に変わるのが特徴的です。膜厚もあり綺麗に塗れています。
塗料を塗る際ボールやピグなどを配管内に投入する工法もありますが、弊社ではそういったことはしません。弊社は塗膜の厚みををしっかりもたせることと共に耐久性の維持を心掛けています。一定の空気圧で均等に塗料を押し出して塗っていきます。飲み水配管ライニングエルボや継手部分も綺麗にまんべんなく塗れています。配管塗料ライニング施工前はあれだけの錆が付着していましたが、錆を除去し塗料にてコーティングすることで、今後錆の発生を抑えられます。それでは次に下の写真になります。こちらは屋上の給水主管です。同じように錆色が付着しています。このマンションはどこもかしこもこのような状況ですね。築年数にもよりますが、水の通り道は大体どこもこのような状況がみられることが多いです。それでは前処理として錆を除去したいと思います。名古屋市水道管補修錆がどこにも見当たらなくなりました。完璧な前処理です。水道管ライニングそれではこちらもライニング施工していきます。どうでしょう。見事な厚塗りです。膜厚0.3mm以上は確実にあります。この屋上配管で膜厚測定はしていませんが、見た感じでも0.7mm~1mm近くあるんじゃないでしょうか。とても良い仕上がりかと思います。エアー式のライニングで難しいのはエアー調整です。エアーを吹いている時間を長くするとそれだけ塗料が伸びていきます。吹きすぎて膜厚が薄くなっては元も子もありません。水道管内が全部塗れたという判断からエアーを止めるまでの時間にかかっています。ここは職人さんの経験がものをいうところでもあります。名古屋水道管ライニング工事それでは今度は下の写真です。こちらは給水立て管を抜管した直後の写真です。ライニング鋼管を使用していますが錆の影響でまっ茶色に変色しています。指でサッとなぞると簡単にとれてしまいます。なので水圧がかかれば配管内が茶褐色に濁る原因でもあります。給水立て管錆状況ここも同じように砂を打ち錆を綺麗にとっていきます。見違えますね。錆が無くなり綺麗になりました。給水配管クリーニング後水道管コーティングこちらもバッチリ綺麗に塗れました。こちらは下階層への配管ですが、上側の配管も見てみましょう。水道管赤水対策こちらも透けたり色飛びもなく綺麗に仕上がっています。実際にこうした写真を見て説明が無いと、一体何をやっているのか一般の方には分かりません。ちゃんと配管の中が塗れているのか等、色々と心配にもなるかと思います。弊社ではしっかり施工内容や状況をご説明致します。このような写真も見て頂き納得頂けたらと思います。
この下の写真も水道管の立て管になりますが、お部屋番号が違う他の系統で撮影したもので、前処理錆び除去後の写真です。名古屋水道管更生水道管再生工事こちらも塗料の厚みもしっかりあります。配管中を覗いてみましょう。配管継手部分や立て管も綺麗に塗れています。名古屋水道錆水 名古屋水道赤水下の写真は給水立て管からお部屋側に入るチーズ(継手)部分の写真です。チーズの配管をバラしてみたところ錆状況が確認できます。ここに錆がついているということはお部屋まで錆が流れていく可能性があるということです。ある程度は水道メーターのフィルター部分に引っかかりますが、細かい粒子などはフィルターを通過していきます。又、水道メーターのフィルターが根詰まりして水量が弱くなることや、場合によっては断水することも考えられます。実際に錆による水道配管の詰まりが起きた事例は多々あります。水道管ライニング施工前水道管ライニング錆除去水道配管ライニング施工後見違えるように綺麗になりました。これで安心して美味しいお水が飲めますね。今度続きはお部屋の中の施工になります。お部屋の配管の状況も気になるかと思います。もしよろしければ続けてご覧くださいませ。こちらからどうぞ。

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