施工実例
Example
本日は名古屋市のマンションの貯水槽清掃に来ました。貯水槽とは飲料用のお水を貯めておくタンクのことです。マンションなどの建物の1階や地下、屋上などにあります。この貯水槽は年に1回の清掃が水道法で義務付けられています。何故年1回の清掃が必要なのかというと、この写真を見て下さい。
床に茶色い汚れが付着しています。これは配管内の錆や汚れが原因でこうなります。皆様が飲まれているお水は水道管を通ってきます。その配管内の錆が少しづつ蓄積していくわけです。どこの貯水槽もこの様な状況なのかというと、それはまた違います。地域や建物の築年数によって汚れ方も変わってきます。あと貯水槽の中のお水が1日に何回入れ替わるかによっても変わってきます。なんにしても清掃をしないと汚れは確実に付いていくので1年に1回清掃を行うことが望ましいです。この写真は1年間で付いた汚れです。さすがにこの中のお水は飲みたいとは誰も思いませんよね。壁を見てください。横一線に黒いラインが入ってます。これは水位線の跡です。普段ここまでお水が入っていることを示しています。1年経過することで水位の境目に汚れが付きこうなります。この水位線の汚れはナイロンタワシで落としていきます。そして水槽全体を高圧洗浄にて洗い流していきます。綺麗に壁のラインも消えました。貯水槽は清掃時に2回以上消毒(次亜塩素酸ナトリウム)を行うことが義務付けられています。弊社ではそれに従い消毒を実施します。貯水槽清掃は厚生労働大臣の登録を受けた有資格者でなければ清掃ができません。弊社では貯水槽清掃作業監督者が清掃を行います。又、水質が気になる方は水質検査も行うことができます。清掃後、水槽に清掃済証を貼り付けます。清掃完了後数日以内に弊社からお客様へ作業報告書を提出します。床も綺麗になりました。このように洗うのが当たり前なのですが、中には流して終わるだけの業者もいれば、古い水を抜いて新しい水に入れ替えるだけで終わる悪徳業者も実際にいます。過去に私が聞いた話で実際にあったのが、マンションの受水槽で2槽式に分かれているタイプの貯水槽でのお話です。受水槽2槽式って何?と思われる方が多いと思います。受水槽の外見は1つに見えるのですが、実際は中央に仕切り板が入っており2槽に分かれている水槽の事を2槽式と言います。このタイプの水槽でその業者は手抜き清掃を行いました。どう手抜きしたかというと、片側の1槽だけ清掃し、もう1槽はやらないというものでした。清掃写真は1槽目の中で2槽目の写真も撮るという手の込んだ手法。2槽式の水槽はそれぞれの槽内が連通管で結ばれています。言わば水が循環しているので片側だけの清掃では全く意味がありません。このような業者には特に気をつけなければなりません。弊社は清掃写真を状況事に分かりやすく撮影します。清掃前、清掃中、消毒中、清掃後、水槽に異常があれば不良個所として写真を残します。貯水槽は清掃するだけではなく、水槽に傷みが無いか、ポンプは正常に動いているか、配電盤は正常に機能しているかなどの点検も必須項目となります。この点検は清掃作業の一環なので勿論無料です。
マンションなどの貯水槽は受水槽と高置水槽が設置されているところも多いです。その場合は両方セットでやらさせて頂いております。作業時間の目安としては水槽の大きさにもよりますが、一般的なマンションで地上と屋上に水槽がある場合、3~4時間程度となります。水槽によっては全戸断水しずに清掃できる場合もありますので、気になった方はお気軽にご連絡くださいませ。